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クイナ通りで水面に2羽を見た。
すぐに水草の下に消えた。
名前を浮かべられるほどの間もなかった。
「ネッタイバンだったのだろうか」とも思った。
ここは以前にネッタイバンがいたところであり、戻ってきたのかなという希望も含まれている。
この場所での水面でみる鳥は3種である。
カルガモ、セイケイ、ネッタイバンである。
しばらく観察していた。
が、姿を現さなかった。
カルガモなら逃げても隠れることはない。
セイケイなら、すぐに出てくる。
ならネッタイバンということになる。
2羽なら必ずそのうち出会うことになると思う。
その帰りにフクロウ小路で見たのが写真の鳥である。
はじめはカラスかと思った。
全体に黒っぽい。
ズングリマッチョのところはカラスに似ている。
が、カラスは草の中にはいない。
ならクイナか。
ナンヨウクイナならもう少しスマートで、クチバシが尖っていて、動きが機敏である。
なら、これは?
クチバシは白かクロか?
光って白に見えるのか、それとも夕方なので白いくちばしが黒く見えるのか。
形状はネッタイバンのように、上側のクチバシがもっこりしている。
目はクロ。
もし、クチバシの根元から鼻の頭あたりにチラリとでも赤が見れればネッタイバンと確定できるが、赤のアの字も見えない。
近寄っていったら逃げられた。
土手の草むらの中へ。
飛んで逃げなかったというのは、クイナやネッタイバンの種類だろう。
土手を覗き込んだらガサガサ音がしている。
でも姿は見えなかった。
図鑑で調べたがちょっとわからない。
が、folder(F70)を見ていたら、似ている鳥がでてきた。
「キジバンケン」である。
といっても頭の部分だけ。
草むらで撮った写真に写っていたのは頭だけである。
胸から下は写っていない。
この部分だけなら実によく似ている。
キジバンケンが飛んでいる姿を見たことがある。
が、あの大きさで草むらの中を這い回るだろうか、という疑問がある。
ところが、この鳥草むらを這い回るのである。
サイトから。
『
ケアンズバードウォッチング
http://cairns.nu/home/2008/01/post_631.html
オーストラリア北部から東部にかけて分布するキジのようなバンケン、キジバンケン。
農道のような所を運転していると脇の草むらから飛び出して前を横 切っていくという体験がアサートン高原ではよくあると思うけどこいつですよ。
岩場から牧場、草むらとかいろいろな環境に生息。
』
とすれば、キジバンケンである。
少なくとも、ナンヨウクイナは草むらをがさごそ音を立てて歩かない。
上品にしてしめやかである。
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