2011年3月9日水曜日

ヒジリショウビン:キングフィッシャーの巣

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● キングフィッシャーの巣


● 水糞で入り口が白くなっている


● 下の草も白くなっている



[2011-01-27]
 昨日、クーンババ・レイクランドでキングフィッシャーの巣とそれにエサを運ぶキングフィッシャーを撮ることができた。
 でも昨日はちらりだけ。
 そこで、今日も出かけていって撮った。

 ときどき巣から液体が放出される。
 おそらく糞を含んだオシッコだと思う。
 それが巣の入り口にこびりついて白くなっている。
 またその糞を浴びた草も変色している。
 よって、キングフィッシャーの巣をみつけようとするときは、この巣の入り口が白いという特徴を頭に入れておくといい。

 ではその巣のビデオを。



 巣からはおそらくヒナの声だと思うが音が流れてくる。
 音量を最大にして聞いてみてください。
 普通なら、ピーとかいうことになるが、このヒナの声、なんとも不気味。
 まるでメカ昆虫のうめき声みたいである。
 巣を見つける2番目の特徴はこの音になる。


 この巣は比較的低いところにあり、さらには遊歩道の横3,4mくらいのところになる。
 よってどうしてもその遊歩道の際から撮ることになるが、これがいけない。
 キングフィッシャーは警戒心が強い。
 近くに人がいると近寄らない。
 よってスイッチを入れっぱなしで、昨日は鳥の来るのを延々と待っていたが思ったような写真は撮れなかった。
 そのうち、腕が疲れてきてギブアップした。


 
 今日は、少し離れたところから撮ることにした。
 この鳥、エサを咥えてくると近くの枝に止まる。
 よって鳥影を見たらスイッチを入れれば、十分間にあう。
 安全を確認してからだろう、巣へ向かうのは。






 この巣の前で学生風のカメラマンに出会った。
 小さなバッグを背負い、キャラバンシューズで、使い込んだためだろううす汚くなった超望遠を装着した一眼レフを持っていた。
 ちょうど木の上にキングフィッシャーが止まっていたのでカメラを構えていたら、少し離れて待っていてくれた。
 「あそこにキングフィッシャーがいる」と言ったら、鳥影を確認したのだろう「ビューテイフル」と答えた。
 教えてもよかろうと思い、林の中をさして、「あそこにキングフィッシャーの巣がある]」。
 「オオ!」。
 二人いてもしかたがないので、私はそこを離れて野鳥観察所へ向かった。
 10分ほどで戻ってきたら、彼はカメラを構えていろいろと撮っていた。
 おそらく彼はまだしばらくここで狙うであろうから、ジャマしては悪いと思い、私はおさらばすることにした。



[◇]
 翌日、また行った。
 先客がいた。
 学生風カメラマンである。
 ニコンの一眼レフのスクリーンを見せてくれた。
 キングフィッシャーがばっちり撮れている。
 巣の中からはあのメカ昆虫のウナリが聞こえている。
 この声が聞こえる限り、シャッターチャンスは続く。
 彼はきっと通いつめるであろう。
 私は彼にゆずることにして、しばらくはいかないことにする。



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